一人暮らしの電気代は、2025年の全国・単身世帯で1世帯当たり月平均7,337円でした。総務省「家計調査」の原表から確認した金額です。
ただし、これは「毎月7,337円なら適正」という基準ではありません。季節や住まいの設備、家で過ごす時間によって請求額は変わります。まずは平均の対象をそろえて、自分の請求書を見てみましょう。
先に押さえたい3つのこと
① 7,337円は2025年の年間データに基づく月平均です。
② 電気代だけの金額で、ガス・水道は含みません。
③ 学生の単身世帯などは家計調査の対象外です。
一人暮らしの電気代、2025年は月平均7,337円
| 対象年 | 電気代/1世帯・1か月平均 |
|---|---|
| 2023年 | 6,726円 |
| 2024年 | 6,756円 |
| 2025年 | 7,337円 |
出典:e-Stat「家計調査 家計収支編 単身世帯・用途分類(総数)全国・年次」。全国・単身世帯・電気代の公表値を掲載しています。
この金額は、特定の年齢や地域に絞った平均ではありません。若い会社員だけの平均や、学生の一人暮らしの平均として読み替えないようにしましょう。調査対象については総務省統計局の調査概要でも確認できます。
電気代と「光熱・水道」は別の金額
同じ2025年の単身世帯でも、「光熱・水道」は月平均13,333円です。電気代7,337円に、ガス代・他の光熱・上下水道料などを含む区分なので、電気料金の請求額と直接比べると比較対象がずれます。
| 手元の金額 | 比較する項目 |
|---|---|
| 電力会社からの請求 | 電気代 |
| 電気・ガス・水道などを合わせた家計支出 | 光熱・水道 |
| オール電化の電気料金 | 設備条件の違いも確認。通常の電気代平均だけで判定しない |
季節もそろえて比べよう
2025年の四半期別データでは、次のような違いがあります。表は各期間の1か月平均で、3か月分の合計ではありません。
| 期間 | 電気代/1世帯・1か月平均 |
|---|---|
| 2025年1〜3月 | 9,295円 |
| 2025年4〜6月 | 6,743円 |
| 2025年7〜9月 | 6,822円 |
| 2025年10〜12月 | 6,704円 |
出典:e-Stat 単身世帯・全国・四半期の原表。2026年4〜6月の公表値は月平均6,465円ですが、年の途中の値なので2025年の年間平均と同じ期間として比較しません。
季節の違いを見る目安にはなりますが、変動の原因をこの表だけで「エアコン」と断定することはできません。料金単価や支援策、調査対象世帯の違いなども関係し得ます。
電気代が1万円だったら、高すぎる?
1万円は2025年の年間月平均より2,663円高い金額です。ただ、2025年1〜3月の月平均は9,295円でした。年平均との差だけで使いすぎとは決めず、まず次の3点を確認します。
1.何日分の請求か
28日分と35日分では対象日数が違います。使用量を日数で割った「1日当たりのkWh」も見ると、使い方の変化を整理しやすくなります。
2.電気の使用量が増えたか
金額ではなく、明細の使用量(kWh)を前年の同じ時期と比べてみましょう。在宅時間や暖冷房、給湯設備など、生活の変化も一緒に振り返ります。
3.単価や調整額が変わったか
使用量が同じでも、燃料費調整額や割引などが変わると請求額は変わります。確認する順番は電気代が高いときの明細チェックで詳しく説明しています。
見直すなら、使い方と契約を分けて考える
使用量が増えていれば、どの時間帯・設備で増えたかを確認します。契約を見直す場合は、直近の請求だけでなく、できれば1年分の使用量を用意して比較しましょう。平均金額から、自分に合う電力会社は選べません。
賃貸で変更できるかや、申込前に用意するものは電力会社の乗り換えガイドにまとめています。
このデータについて
統計:総務省「家計調査」家計収支編
対象:全国・単身世帯(学生の単身世帯などは除外)
項目:電気代、光熱・水道/金額・円
期間:年次2023〜2025年、四半期2025年および2026年4〜6月
年次の統計表ID:0003000797/四半期:0003000773
抽出条件:世帯区分21、地域00000、表章項目01、電気代108・光熱水道107
取得・確認日:2026年9月11日。表は公表値をそのまま掲載し、年次は四半期の単純平均から作っていません。